とうとうやってしまいました。日本一をいただいてしましいました。全国大会に出場して9年目にして日本一を獲ることができました。
これも、創部以来積み重ねてきた多くの汗と努力の結晶だと思います。毎年、学校行事の中心として活動しながら、同時にコンテストの準備を進めてきました。文化祭の翌日が県大会という厳しい状況を戦ってこられたこその結果だと思っています。
数年前に卒業した、ある部長の言葉を思い出しました。
「俺たちは踏み台。俺たちを踏み台にして、後輩たちはもっと上を目指して欲しい。」
という言葉です。その先輩の次の代からNHKコンテストに対する姿勢が変わりました。全国で優勝することを密かに狙い、技術を磨き、良い機材を少しずつ増やし、先輩を踏み台にしてステップアップを図りました。4年前には入選をすることができました。そして、昨年は準優勝を獲得し、今年は2年連続での決勝大会進出&優勝というすばらしい結果を残すことができました。
<第62回NHK杯全国高校放送コンテスト:結果>
○優勝・・・創作ラジオドラマ部門「卓球少女ハルちゃん」
・責任者/音響編集:モリサマー
・監督:あや〜の
・脚本:ホンD
・声優:アキラくん・ホンD・あや〜の・Moe
○奨励賞・・テレビドキュメント部門「Change?!」
・責任者/編集:ちりん
・撮影:たまちゃん
・音響:モリサマー
○奨励賞・・研究発表部門「プロジェクションマッピングに挑戦!」
・責任者:はらとも
・プレゼン:はらとも・Reina.
・スライド:TTT
○準々決勝・・テレビドラマ部門「そしてボクは風になる」
・責任者/監督/脚本:あまのっち
・編集:みなみ・あまのっち
・役者:Reina.・さあや・はっすん・アキラくん・Yoshikazu
・AD:たくま
・テーマ曲作曲:あまのっち
思えば、初めてNHKコンテストで全国大会に出場したのも創作ラジオドラマ部門でした。あの時は全く何もわかっていませんでしたが、初出場の時から変わらず大切にしていることがあります。abc♪流、ラジオドラマ制作のポイントを少しだけ公開します。
1)部員の”声の個性”に合わせて、台本を書く。
2)掛け合い命!
3)お客さんを動かす!(自己満足ではなく、お客さんの耳で作ること)
青山高校は、生徒の個性を大切にして伸ばす校風です。それが部員の”声の個性”を大切にすることにつながっていると思います。いくら面白い台本でも、声の個性が台本のキャラクターとずれていると聞いているお客さんは違和感を感じます。
また、あまり長ゼリフは使いません。説明より掛け合いで雰囲気や状況を伝えたいと考えています。一文に2つの違う意味のことを言うのも禁止にしています。(「俺たちを踏み台にして進んでくれ、というわけでこれからはお前が部長だ。」というように、、、文章だと伝わりますが、言葉にすると伝わらない危険性が。)だから、私たちの台本は一文がとっても短い。
ちなみに、今回優勝した作品の声優は全員”1年生”です。演じることは好きですが、入学して1ヶ月しか経っていない素人たちです。そんな彼らが違和感を感じさせずに演技をしてくれました。”声の個性”を発揮してくれたからこそできたと思っています。
といっても、こんな脚本論?も優勝したからちょっとは説得力があるだけで、何が正解かは未だにわかりません。とにかく、お客さんの心を動かす作品をこれからも作っていきたいと思うばかりです。
さきほど、Nコンwebを見ると、、、
無情にも来年度のカウントダウンが始まっておりました。
そうです。第63回大会はもう始まっています。
今年の全国大会に参加できなかったチームも「来年は○○で番組を作りたい!」と企画を持ってきてくれました。
優勝おめでとうございます!
返信削除青山高校を代表する部活として部員の皆様・先生方が日々努力し続けた素晴らしい成果であると思います。NBS♪OGとして、とても誇りに感じています。
abc♪に名前が変わっても変わらず精力的であり、またラジオドラマでの受賞という点がなんとなくNBS♪らしいです(笑)他の部門の作品も、きっとハイレベルで素敵なんだろうなぁ。今年もNHKの放送が楽しみです!
本当におめでとうございました!!
(個人的には大会作品の中にChangeの言葉を見つけてふふふとなりました笑)
5期生 DACHS